アイ ハブ ア ペン (1)
ほぼ世紀末 某月某日、
旅行会社に最初の二か月分の英語学校とホームステイ、飛行機チケット等諸々の入金を終え、あと一か月で日本脱出だ~! という時一番の大きな不安(というか、もう恐怖だね)がこの出来の悪い頭にのしかかってきた。
それは、やっぱり そう 「英語」!!
もちろん御多分にもれず僕も中学、高校と六年間英語を勉強してきたんだけど(大学は恥ずかしながら中退なので、ほとんど勉強していない)、その時の成績は悲惨なもの。
英語の先生は好きだったので、良く放課後先生の所に遊びに行ってはいたものの、基本的に英語は嫌いだった。
ガキの頃からビートルズやビリー・ジョエルが好きで、ニューヨークやアメリカに憧れていたので、英語に少々接していたと言えば言えるんだけど、学問としての英語は全然ダメだった。
”アイ ハブ ア ベン” ”アイ ハド ア ペン” までは良かったんだけど、現在完了でもうダメ。
「過去完了進行形」、なんのこっちゃ!? なんで過去で完了してるのに進行してるの?
そういう訳で英語の成績は限りなく「1」に近い「2」だった。
あと一か月でカナダに行くという現実が大いに学生時代の自分を反省させた。もっと英語勉強していればなあ~(文法はともかく、せめて単語だけでも沢山覚えるべきだった)。後悔先に立たずである。
昔、某大物タレントが、「✖✖のこんなものいらない」という番組で、日本の学校英語は十六世紀の英語で、どうもならないという様の事を言っていたが、カナダで実際生活して、そんな事もないと思う。基本的な事や単語はけっこう教えてくれたんじゃないかなー(そう言えば、そのタレントはカナダに住んでいたなあ)。
まあでも、その時にはわからないものなんだけど...。